脱!マイナス思考。~私の母はパチンコ依存症~

このブログはパチンコ依存症の母と、その娘の5年間を綴ったものです。

連続モノで全50話あります。詳しくは目次(リンクで飛びます) をご覧下さい。


休止中の為、コメント欄を閉じさせていただきました。

お返事を書くことが出来なかったのですが、すべて目を通しております。


2010年

みなさまご無沙汰しております。

アメボロのメンテのせいなのか?リンクが切れて読みにくくなってました。

修正したのでこれで少しは読みやすくなったと思います。すみません。

Amebaでブログを始めよう!
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初めてこのブログへいらっしゃった貴方へ。

こんにちは、当ブログの管理人・ゆずと申します。

貴方はこのブログへどう辿りついたのでしょうか?


パチンコ

依存症

ギャンブル


このようなワードで検索をされた方。

その数は私が思っている以上に多いものでした。


当ブログでは、パチンコ依存症になってしまった母親と、その娘の5年間を綴っています。

残念ながらすべて真実、ノンフィクションです。

つたない文章ではありますが、私のような経験をする方が少しでも減るようにと

包み隠さず、ある意味身を削るような想いで書きました。


実は・・・現在休止中にも関わらず訪問者が後を絶ちません。

もう一つのブログよりアクセス数があったり(笑

それだけ「パチンコ」「依存症」に苦しむ方が多いということなのかもしれません。


そんなこともあり、「人気ブログランキング」なるものに登録してみました。

このブログが広まったら、苦しんでいる人がいたら・・・そんな想いからです。


あえてギャンブルのジャンルに登録したのでなかなか順位も上がりませんが(笑

「ギャンブル攻略法」などのブログが並ぶ中に一つくらい

「ギャンブルの怖さ」を綴るブログがあってもいいのではないかと。


このブログを読み終えても・・・・「自分は大丈夫」と言い切れますか?

私は言えません。

人が変わっていく様を目の当たりにしていますから。。。


<目次>



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↑是非是非応援よろしくお願いします。

断ち切れない想い。

最近思うことがある。

鏡に写る自分の顔が母に似てきたのではないか。と―




「タバコを辞めたので体重が少し増えました」



義父母の元へ届いた年賀状の一文。差出人は私の母。



「ゆずちゃんのお母さんから年賀状がきたんだけど・・・ゆずちゃんに伝える?

ゆずちゃんあれから全く連絡取ってないんでしょう?」



私がいろいろ考えてしまうことを想定し、夫に相談した義母。

夫から私の耳に入ったのはしばらく後のことだった。



「・・・・・・・・。」


「ゆず?大丈夫?」


「タバコ・・・・辞めれたんだあの人。。。」


「そうみたいだね。・・・・それが気になるの?」



母のタバコに対する依存度はパチンコにも劣らないもの。

そのタバコを辞めた・・・人に言われたでもないのに自分から。



「あの人・・・・体の調子、良くないんだよ。きっと。」


「辞めたからって調子が悪いとは限らないだろう。」


「いや・・・・自分から辞めるだなんて何かあったに違いないよ。

心臓弱いしね。辞めたこと自体、良い事なんだけど・・・・・。」


「ゆず、お母さんのこと気になるだろう?」


「逢ってきたらどうなんだ?もう2年以上お母さんの顔を見てない。

2年経った今、何か変わって・・・・・。」


「逢わないよ。」


「・・・・・・・・・。」


「逢っても良いことなんてない。これだけは言える。

あの人にとって私は娘ではない。金づるなの。

心配しただの、逢いたかっただの・・・・・そんな「お涙頂戴」的な再会劇はもう沢山。」



言ってるそばから涙が出てきた。



「逢いたいんだろ?泣いてるじゃないか。。。。」


「・・・・・イライラしてきた。大体何で今頃年賀状を出したのよ?

私と連絡を取っていた頃は全く書かなかったくせに。

親戚付き合いを考えて!義父母から来てるのに出さないわけにはいかないでしょ!って。

それが今頃・・・・・。」


「・・・・・・・・・・。」


「こうやって心配するようなことを書けば

私が心配して飛んで行くとでも思ってるんだよ、あの人は。」


「そんな・・・・。」


「やり方が汚い。あの人はいつもそう。

私の性格を知り尽くしてるんだよ・・・・そうだよね、親子だもの。」



夫はそれ以上何も言わなかった。

私も以来、この事には触れていない。


触れてはいないが―頭の片隅に今も残ったままだ。



━─━─━─━─━─


そんな相変わらずな日々です。

最近、このブログが「2ちゃん」のスレに紹介されていることを知り驚きました。


パチンコを辞めたくても辞められない。

そんな方がこのブログを読んで、少しでも改善されれば何より嬉しい。

私が望んでいたことでもあります。


休止中のブログはアクセス数も伸び悩みます。

かと言って・・・・新たに「更新」するということは「何かがある」ということなのですよ(苦笑)

私自身、一番避けたいことですね。



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↑久々更新なので押して(笑)

そして皆さん、宣伝してください←ヲイ。

着信アリ。

こんなタイトルの映画、あったような(汗

映画ってあまり詳しくないので分かりませんが。


昨日着信がありました。

たまたま気づかなくて、携帯に残った着信履歴を見て

一気に不安定な精神状態になりました。


ああ、生きているんだ。と。


掛け直すことが怖くて。でも掛け直さないことも怖くて。

悩んだ末、2時間後に掛け直しました。


極力普通に話すように努力しました。

本当は会話をすること自体、とても体力を消耗するのだけど。

涙が勝手に出てきて頭の中が混乱します。

どうして泣いているんだろう。

悲しくも嬉しくもないのに、どうして泣いているんだろう。


彼女はこう言いました。

貴方のことが心配でたまらない。と。

子を思う親の気持ちなんて、子をまだ持たぬ貴方には

分からないでしょう。と。


「パチンコには行ってないの?」

「当たり前でしょ!」

「本当に行ってないの?」

「信じてくれないんだね。」

ああ、何も変わってないなこの人は。

簡単に「信じて」なんて言ってるうちは、私の気持ちなんて

この人には一生分からない。

私からもこう言いたい。

親を思う子の気持ちなんて、自分勝手に育ってきた貴方には

分からないでしょう。と。

貴方と関わると一日がおかしくなる。

何も出来なくなる。

自分の感情がコントロール出来なくなる。

ああ、私はどうしたいんだろう。

母を捨てたいのか。救いたいのか。

5月14日。

母の日。

ある時を境に、2つ用意していたプレゼントは1つになり、

その分1つに掛ける金額が高くなった。


「知り合いから頼まれてカーネーション、買うことになった。

種類があるんだけどどれがいいかな?」

カタログを手にした夫が私に問う。

「これでいいんじゃない?」

「んじゃそうするよ。」

「うん。」

「・・・・・・・・・・・。」

「どうしたの?」

「数は・・・どうする?」

「1つに決まってんじゃん。なんで?」

こう言った時、私の口調はキツくなっていたと思う。

「そっか。ごめん、1つね。」

「あの人に買ってどうするのよ。誰が渡しに行くの?」

「いない時を見計らって家に置いてくるとか。」

「家の鍵なんて・・もう持ってないよ!」

母の家を最後に訪れた後、実家の鍵をどこかにしまった。

泣きながら・・・簡単に思い出せないだろう場所へ。

鍵があったらまた行ってしまうかもしれない。

心配して様子を見に行く場合もあるだろうし

いない時を見計らって借用証書がないか探す場合もあるだろう。

そんな未来の自分を作らない為。


そしてものの見事に、鍵のありかを思い出せない私。

本当に思い出せない。記憶がぷっつりとないのだ。

「数はどうする?」



夫は決して無神経なわけではない。

この言葉を言うまでにいろいろ考えたのだろう。私には分かる。


それなのにやつあたりしてしまった。

「無神経なこと、言わないで!」と言わんばかりの態度。


どうしたら良いのか分からない、自分自身に対してイラついているんだ。

買い物へ出れば、TVをつければ、嫌でも母の日を意識する。



「お母さんありがとう」



なんてCMに「けっ。」なんて言ってる自分が嫌だ。

羨ましいくせに。素直に感謝の気持ちを伝えている子供が。

素直になれないあまのじゃく。


素直になるってどういうことだろう。

私は母に逢いたいのか?逢いたくないのか?

答えは両方な気がしてならない。


いつになったら好きになれるか、母の日。

ゴールデンウィーク。

二日連続母の夢を見た。
正直辛い。

私が夕食時に母の話をしたのが原因だろう。


ゴールデンウィークってさ、
親元離れた息子や娘が実家へ帰る時期だよね。

そういうささやかな楽しみも
母には無いんだよね。


旦那様は黙って聞いていた。
そして『仕方がないよ…』と言った。

仕方がない。うん、私もそう思う。

その夜見た夢は、
泣き叫ぶ私と『信じて』とすがる母の夢。

夢の中でさえパチンコにハマっている母。
その母を罵倒する私。


『夢の時くらい…平穏な家庭でもいいのにね』

そう旦那様に話したせいか
今朝の夢は一緒に買い物へ行く夢だった。

望んでいた夢のはずなのにむなしい。
キツい。

もはや母が夢に出てくること自体
私の心をかき乱すのか。

最初に見た夢は私への警告。
心に余裕が出来るとまた
手を差し伸べようとする馬鹿な私への。


何度それを繰り返すのだ。
何度傷つけばよいのだ。
傷つけられることを…望んでいるのか。


最初に見た夢の方が残酷なようでいて、実は優しい。

有りもしない夢の方がはるかにキツいということを
私は…知ったような気がする。
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